建設業によるICT(情報通信技術)とは
i-ConstructionとはICTの全面的な活用施策を建設現場に導入することによって、建設生産システム全体の生産性向上を図り、もっと魅力ある建設現場を目指す取り組みです。
生産性を向上させることで、企業の経営環境を改善し、建設現場で働く方々の賃金水準の向上を図るとともに、安定した休暇の取得や安全な建設現場を実現することを目標としています。
建設現場の生産性革命は働き方改革でもあります。
ICT施工とは
❶ ３次元起工測量
以前の方法で1週間程度かかる現場であれば、ドローンや、地上型レーザースキャナーを用いれば、
2～3日程度で詳細な測量を行うことができます。
❷ 3次元設計データ作成
それを口頭で、作業員や発注者に伝えていたものを、ソフトを利用することにより、経験の浅い技術者でも目視で確認できるようになり
誰もが一目瞭然で現場を把握できるようになりました。
❸ ICT建機による施工
オペレーターや作業員は丁張りから寸法を計算し施行を行っていきます。
現場管理者は、工事をとめることがないように、丁張を設置しますが、別の業務も存在します。
多忙な現場管理者を補助するために、作成した3次元設計データをタブレットに読込み、現場作業員が各機械を使用して工事を進めていきます。
❹ 3次元出来形測量
以前は人により確認を行っていましたが、出来形でも、ドローンや地上型レーザースキャナーを用いて現場を計測し、
測点でなく施工面をヒートマップにて確認を行います。
❺ ICT出来形成果納品
次の維持管理にも使用が出来るように電子データにて納品を行います。
所有するICT関連機器
若手技術者がIT技術を駆使することで、熟練技術者しか持っていなかった技術で施工を行うことができます。
施行速度は劣りますが、品質にばらつきはありません。
ICT建機は高額で、何台も導入することはできませんが、導入していかなければ生産性の向上は行えません。
弊社では社員全員が創意工夫を持って取り組んだ結果、自動追尾型機械を用いて簡易マシンガイダンスを
行える機具を作成し、主要機械に取付け工事を行っています。
SMART CONSTRUCTION Retrofit
杭ナビショベル
杭ナビ LN-100・LN-150
MAVIC 2 PRO
iX-1005
PHANTOM 4 PRO
Leica RTC360
DJI MATRICE 300 RTK
ViDog®
ICT 講習会の様子
「2Dマシンガイダンス「iDig」デモンストレーション」
「杭ナビショベル発表試乗会」
「ICT施工を活用した工事現場見学会(自社主催）」
「GNSS測量」
「地上型レーザースキャナー RTC360」
「ICT建機試乗会～SMART CONSTRUCTION Retrohit～」
「MATRICE 300.PHANTOM4 RTK 導入講習」
「産業×農業 ドローンデモフライト会 SkyLink」
ICT 施工実績
令和2年度 経営体育成基盤整備事業(ほ場)
敦賀西部1期地区 第8工事
令和3年度 敦賀西部2期地区 第10工事（債務負担行為）
港湾整備工事4-13鞠山南
ICT 施工中
